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3号(個別の教育支援計画作成にあたって、補聴器・人工内耳の管理など)

2026年6月18日
発行:きこえとことば支援センター(秋田県立聴覚支援学校内)

個別の教育支援計画を作成するにあたって

個別の教育支援計画とは・・・
乳幼児期から学校卒業後までの長期的な視点に立って、医療、保健、福祉、教育、労働等の関係機関が連携して、障害のある子ども一人一人のニーズに対応した支援を効果的に実施するための計画です。

本校では、児童生徒の聞こえの状況や学習環境を踏まえ、個別の教育支援計画における合理的配慮の検討、計画への記載内容の整理、支援方法の提案のご依頼をお受けしています。

【活用例:難聴のある児童生徒への合理的配慮】

  • 座席配置や話し手の位置の工夫
  • 補聴器や補聴援助システムの活用
  • 板書や字幕、視覚的な情報の提示の充実
  • 集団などの聞き取りにくい場面での情報保障
  • 校外学習や行事における配慮

児童生徒の実態に応じた合理的配慮について、個別の教育支援計画への位置付けや授業・学校生活での具体的な活用につながるよう学校訪問等も行います。お気軽にご相談ください。

夏の補聴器・人工内耳管理

気温と湿度が高くなる夏は、補聴器や人工内耳等の機器には負担の大きい季節です。汗や湿気は故障や音質低下の原因になるため、日々の手入れや管理が大切です。


運動や外遊びの後は、補聴器機に汗が付いていないか確認し、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。使用後は乾燥剤を入れた乾燥ケースを活用すると、湿気による故障を防ぐことができます。乾燥剤は定期的に交換しましょう。


プール・海・川遊びなど水辺での活動が増える時期です。多くの機器は防水ではないため、取り扱いには十分注意が必要です。人工内耳は防水アクセサリーが使える機種もありますので、メーカーにご相談ください。


車内や直射日光の当たる場所への放置は、厳禁です。 毎日のこまめな手入れが、大切な機器を守り、安心して過ごせる夏につながります。

校外での活動や泊を伴う活動の際の留意点については、バックナンバー【R6でんでんくん2号】【R7でんでんくん2号】にも掲載しておりますので、併せてご覧ください。

難聴理解研修の紹介~職員間の周知・連携にむけて~

聞こえにくい児童生徒は、交流学級をはじめ、学校生活の中でたくさんの人とかかわりながら過ごしています。個別で行う授業とは異なり、広い教室で友達と一緒に学ぶ授業、縦割り活動や集会では、学級や学年を超えて先生方と聞こえに関する配慮点を共通理解し、連携していくことが大切です

ここでは、きこえとことば支援センターでお受けしている「難聴理解研修(職員対象)」を通して共通理解を図った例を紹介します。より実感を伴って全体で支援を行っていけるよう、事前打ち合わせを踏まえて、担任の先生から児童生徒の実態や具体的な支援を説明していただきました。研修のアンケートでは「児童の性格や特性も踏まえて聞こえ方を知ることができた」との感想をいただきました。

【担任の先生からの説明の例】

〈実態〉※以下は複数のケースを挙げています。
・児童生徒の性格など(特別扱いは嫌がる、補聴器を着けたがらない)
・苦手な音、聞こえにくい音(避難訓練のサイレン、行事等の放送)
・友達とのかかわりの様子(人数が多いと会話がよく分からない)
・聞きとれていないときの様子と支援方法(自信がないときは返事が曖昧なので問い返して確認する)
・ロジャーを使ってほしい場面(体育などの広い場所での学習、話し合い活動の時)等

〈苦手な音、聞こえにくい音への具体的な支援例〉
・予告・・・心の準備
・運動会等の予想される場面で、音源の近くに立たないなどの対応
・文字で提示等

本校卒業生の進路紹介

Aさん(R7年度高等部産業技術科卒業)

・小・中学校では、難聴学級に在籍していました。
・進路先:筑波技術大学産業技術学部産業情報学科
・現在の様子:「現在、いろいろなサークルを体験しており、どこのサークルが良いか思案中です。他、多人数で受ける講義や課題は大変ですが、自分のペースで進めながら元気に生活しています。」(本人談)

学内の男子寮で生活しているAさん。プライベートでは友達の輪も広がっており、念願だった大学生活を満喫しているようです。

中学生の交流会アンケートについて

例年、高等部「先輩と語る会」に合わせて「中学生の交流会」を実施しており、今年度も計画しています。難聴の中学生同士が交流する機会の持ち方について検討しますので、近々、難聴生徒在籍校にアンケートをお送りします。ご協力よろしくお願いいたします。  

お知らせ

①〈難聴児交流会・補聴相談会〉令和8年7月11日(土曜日)9時45分から11時30分まで

詳しい内容や参加申込書については、6月に在籍校へ送付しております。保護者のみ、担任のみの参加も可能です。

〈第1回手話学習会〉令和8年7月13日(月曜日)15時50分から16時30分まで

習熟度に応じて3グループに分かれて実施します。
参加希望の方は電話・FAX・メール等で「きこえとことば支援センター」までご連絡ください。

お問い合わせ

きこえとことば支援センター(秋田県立聴覚支援学校内)
【直通携帯電話】090-8784-6302 
〒010-1409 秋田市南ケ丘一丁目1番1号
【聴覚支援学校】
TEL:018-889-8572
FAX:018-889-8575             
E-mail:chokaku-s_shien@akita-pref.ed.jp

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