卒業生インタビュー2(2回目)
(2022年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
令和4年度のサマースクールの保護者学習会に向けて行った、平成14年度に本校高等部普通科を卒業した佐藤聖さんへのインタビューの6回中の2回目です。
チューモくん:盲学校で身に付けた資格を生かして、現在、デイサービス施設でマッサージの仕事を中心にしている佐藤さんですが、仕事をしているときに、どんなことにやりがいを感じますか。
佐藤:マッサージや機能訓練で、体の可動域が改善できたときや、施術とともに会話で喜んでくれるとき、施術を受けることを「楽しみにしている」と言われるときですね。
チューモくん:利用者さんの年代はどれくらいですか。
佐藤:70代から90歳前後までです。
チューモくん:年配の人との会話はどうしていますか。
佐藤:そのときの天気やニュース、あとは相手の言ってきたことに対してポンポン返したり、話を膨らませてみたりしています。
チューモくん:ということは、いろいろな話題について知らないと、会話が弾みませんね。
佐藤:分からないときは、素直に教えてもらうというのがポイントですね。ものは考えようで、分からないときは、こちらから質問し放題になるので、それはそれで会話がつながりやすいです。
チューモくん:ということは、学生時代よりも聞き上手になったということですか。
佐藤:どうなんでしょう? 仕事に求められて聞き上手になったということはあるかも知れません。
チューモくん:環境が人をつくるということですね。
分からないときは、質問し放題になるので、会話をつなげられるというのは、様々な人との会話の経験を積んだからこそ言える言葉だと感じました。
次回は、休日の過ごし方について伺います。
(2025年8月21日 再掲載)