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視覚障害者の生活 ~セルフレジ~ その3

(2022年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。

今回は、セルフレジの3回目です。高等部普通科のナナセさん(弱視)に話を聞きました。

チューモくん:以前、校外学習で、セルフレジを使ったそうだけど、そのときのことを教えてください。

ナナセ:僕が使ったのは、イオンスタイル茨島店の「レジゴー」です。

チューモくん:それはどんなやり方のレジなの?

ナナセ:ショッピングカートにスマホのような端末をセットして、買いたい商品のバーコードをそれで読み取って買い物かごに入れるんです。レジの機械に端末をかざすと、合計金額が表示されるので、そこで支払いをするというものです。

チューモくん:使ってみて、よかったことはどんなところですか?

ナナセ:買い物をしている途中で、リアルタイムで合計金額を把握できるので、安心して買い物できました。

チューモくん:では、ナナセさんの見え方で、困ったことはありましたか?

ナナセ:買い物はできたのですが、端末のボタンに書かれている「読み取り」とか「もどる」などの文字が小さくて、少し読みづらかったです。それから、バーコードが付いていない野菜は、端末から探して入力するんですが、これも文字が小さかったので、もっと大きくなればいいなと思いました。

チューモくん:もう少し、いろいろな人に見やすい画面になれば、より使いやすくなると思ったんですね。

ナナセ:そうです。でも、「レジゴー」は、時間短縮や非接触に役立つ買い物スタイルだと思うので、また使ってみたいです。

イオンリテールでは、2020年3月から、新しい買い物システム「レジゴー」を導入し、取り扱い店舗を増やしています。
これは、買い物しながら、商品に付いているバーコードを手元のスマホで読み込んでいく形式のものです。
2023年2月現在、秋田県内では、イオン秋田中央店、イオンスタイル茨島、イオンスタイル能代東の3店舗で対応しています。

買い物の手順は、
1 店頭で貸し出し用のスマホを借りる。(専用アプリを自分のスマホにダウンロードしても使える)
2 購入する商品のバーコードをスマホで読み取りつつ、買物カゴに入れていく。
3 専用レジの入り口で、スマホの支払いボタンを押し、支払いコード(2次元コード)をスキャンする。
4 スマホ画面にレジ番号が表示されたら、その番号のレジへ行き、支払い方法(現金、カード、電子マネーなど)を選んで決済する。
5 スマホに表示された2次元コードを出口にあるゲートにかざして、スマホを返却する。(自分のスマホの場合は返却なし)
です。
レジかごにすっぽり入るレジかごマイバッグや、マイバスケットを使えば、袋に詰め替える手間もありません。

(2025年7月28日 再掲載)

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