「バリアフリー図書」って知っていますか?
バリアフリー図書とは、「読める・読みやすい」、「わかる・わかりやすい」を必要とする読者の特性やニーズを意識して作られた本のことです。本校の図書室に、6月中旬からの1ヶ月間、公益財団法人 文字・活字文化推進機構のご協力のもと、『バリアフリー図書体験セット』を展示しました。
【読書バリアフリー体験セット 展示内容】
- 点字つきさわる絵本
- 布の絵本
- 大きな文字の本
- わかりやすい本(LLブック)
- マルチメディアDAISY図書
- 多言語電子絵本・日本語多読の本
- 手話DVD
- 読みやすさをつくる道具 他
オンライン上でも公開中です。是非ご活用ください。(バリアフリーの森へようこそ!)
今号の図書だよりでは、この展示コーナーを体験した図書委員会の委員のみなさんの気付きや感想を紹介します。

立体的でさわりごこちが良かった。作った人がすごいと思った。人形をさわりながら動かせるので楽しい。保育園の子どもたちがよろこびそうだと思った。

文がないので、自分で物語を考えることができて楽しい。人形をさわってたしかめられる。よくわかる。きびだんごが入っている!

点字が付いているので、目が見えにくい人にとっていいなと思った。さわった感じは、しましまだったり、つぶつぶだったりして、いろんなさわった感じがあっておもしろいなあと思った。

文学を音声で聞くことは、点字図書よりさくさく内容が分かるのでいい。機械的な棒読みの音声が少し気になる。
【体験セット全般】
様々な障害やルーツをもつ人でも読書を楽しめる環境づくりが進んでいる事に関心をもつことができました。弱視の自分にとっても、文字の大きさだけではなく、フォントや行間を工夫することで見やすさに違いがあることを知りました。今度は読書バリアフリー法の条文を読んでみようかと思います。
「読書バリアフリー体験セット」の特別展示は、残念ながら7月10日で終了しますが、本校の図書室ヨムベやヨムベ分館にも、大活字本・点字本・点図付き点字本・布の絵本・DAISY図書などたくさんあります。理療の専門書や参考になる本や雑誌、話題の新刊も取りそろえています。
令和7年度の図書委員会のキャッチフレーズは「わくわく楽しい図書館ヨムベ」
もうすぐ夏休み! 1冊、本を手に取ってみませんか?
秋からの図書だよりでは、図書委員や職員のおすすめ本の紹介も掲載いたします。お楽しみに!!