携帯点字器4 凸面点字器トツテンくん
(2026年1月7日 初掲載)

本校相談室には、変わり種の携帯点字器もあります。
先端が凹んでいる点筆を押しつけることで、上に点が出る形式の携帯点字器で、「凸面点字器トツテンくん」といいます。
NPO法人日本点字普及会が企画し、有限会社出雲樹脂が開発・製造しています。
通常の点字器は、点筆を押しつけることで、紙を凹ませて点字を書きます。
読むときは紙を裏返して凸面を読むので、書くときと読むときでは、方向が逆になります。
つまり、書くときの点字の形と読むときの点字の形の両方を覚えなければいけないということです。
読み書きに慣れるまでは、これを難しいと感じる人が多いようです。
そこで、この点字器を使うと、書く方向と読む方向が一緒になりますので、「読み」の点字配列を覚えるだけでよく、初心者には楽なのだそうです。
実際、福祉系の大学の授業で、「トツテンくん」を使っているという話を聞いたこともあります。
ただし、この点字器は、点筆をしっかりまっすぐに押しつけないと、きれいに点が浮き出てこないようです。
また、通常の点字盤で打ち慣れた人は、勝手が違ってリズミカルに打ちづらいと感じることもあるようです。