点字器2 37マス点字盤
(2026年1月7日 初掲載)
標準的な点字盤は1行32マスですが、本校相談室には、1行37マスの点字盤が残ってます。
仲村点字器製作所製ではなく、大貫製という銘が入っています。裏には、元理療科教員の名前が書かれていましたので、私物を寄贈されたものと思われます。
この方は、昭和20年度に本校の中学部(旧制)を卒業し、戦後、理療科教員となって、定年退職後も平成10年代まで非常勤講師を務められた方ですので、学校との関わりがとても長く、いつ頃使われたものなのかは判然としません。
長い時間、愛用されたと見えて、定規の枠が所々すり減っています。
(写真 大貫製37マス点字盤)

1行が32マスよりも多い点字盤は、他にも、大貫製42マス点字盤、仲村点字器製作所製45マス点字盤などがあったようです。
これらは、省スペースのために、通常のものよりも小さな点字で打つために作られたものです。ただ、あまり小さ過ぎると、点と点の間の距離が近過ぎて認識が難しくなります。以前、点字使用の職員に、37マスのものも読むのは大変だと聞いたことがありました。
日本点字図書館で、2014年の11月11日から26日の間に開かれた、「用具事業部創設50周年記念特別企画 本間一夫と盲人用具の50年展」の展示品リストの中には、仲村点字器製作所製45マス点字盤について、「国産最小の点字を書くことができる点字器。小さすぎて読みにくいとのことであまり販売はされなかったもの」と解説されていました。