点字タイプライター4 アポロブレーラー
(2026年1月4日 初掲載)

本校相談室には、ライトブレーラー、テラタイプに比べて、大きく重いケースに入っている点字タイプライターが2台保管されています。
日本盲人用具開発センター「ニモカ」製のアポロブレーラーマークⅡです。
2台のアポロブレーラーは、ケースの形状が違うので、購入時期が異なっているものと思われますが、購入時期ははっきりしていません。
(写真:アポロブレイラーマークⅡ)
全日本盲学校教育研究会の機関誌「盲教育(現・視覚障害教育)」第 52 号(1981年)に、加藤俊和の「点字用具と関連機器の現状と評価」という文章が載っており、アポロブレーラーについて次のように紹介されていました。
最近開発された両面書き点字タイプライターで、点字キー、紙押え部ともに固定で、点字打ち出しピン部が右へ動く方式である。点字の高さが少し低いため点訳本とするにはやや不向きともみられるが、表点字の両面書きで、価格がライトブレーラーとパーキンスブレーラーの中間という手ごろさから、少しずつ普及し始めている。行末警報にはブザーを使用しているが、電池の取り換えが少しやりにくい。
指の配置はパーキンスブレイラーと同様です。
開発したニモカの現在の名称は、パイオニアグッズ株式会社日本盲人用具開発センター「ニモカ」。1965年に、日本点字図書館の開発部として、日本盲具開発協会として設立し、翌年には、日本で初めてのプラスチック製P-6型点字器と平型点筆を製作、販売しています。
その後、様々な点字器を開発しましたが、アポロブレーラーの誕生は1979年です。この年、日本盲人用具開発センターと改称しました。
1983年には、プラスチック成形を行うパイオニアグッズ株式会社を設立し、ニモカは、その中の盲人用具事業となりました。