視覚障害者の生活~アイガイドフィルム~
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(2026年2月20日 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
今回は、スマートフォンの画面に貼るフィルムについて紹介します。
本校の弱視の職員ニムラさん(仮名)に聞きました。
チューモくん:ニムラさんのスマホに、何か縦横のスジが見えますね。
ニムラ:そう、コアジャパンっていう会社で出している、スマホの画面保護のフィルムで、「アイガイドフィルム」っていうの。
(写真1 アイガイドフィルムを貼ったスマホ)
チューモくん:このスジは何ですか?
ニムラ:これは、iPhoneの画面上のキーボードに対応しているんだよ。キーボードを表示してみると、ほら、このとおり、あ行からわ行までの場所や各機能のキーとぴったり重なるの。
私のように弱視だったり、高齢だったりで、キーの境目がはっきりしない人には、枠があると便利なんだよ。
(写真2 スクリーンキーボードを表示した状態)
チューモくん:な行とエンターキーの枠には斜線が付いているんですね。
ニムラ:そう、丁度、電卓やプッシュ式の電話の数字の5の上に、触って分かる点が付いているように、そこをガイドにして、他のキーの場所が分かるようになってるの。
チューモくん:これがあると入力が楽になりますか。
ニムラ:触って分かるスジが付いていることで、フリック入力をする人には少し邪魔かもしれない。私は、ガラケーのときみたいにクリックして文字を選んでいるから割と使いやすいね。
それから、全盲でVoiceOverを使っている人は、音声で入力したり、キーを触ると読み上げてくれたりするので、そんなに必要ではないかもしれないね。
チューモくん:全然見えない人の方が、つるつるの画面を触ったときに、文字の場所が分からないのではないかと思いましたが、VoiceOverを使えば、触ったところのキーが音声で分かりますものね。
人によって使い勝手が違うので、自分に合ったものを選ぶことが大切ですね。
<補足情報>
アイガイドフィルムを開発し、販売しているコアジャパンは、視覚障害者向けのスマホサポートを行っている会社です。
同社のWebサイトによると、アイガイドフィルムは、東京都主催の視覚障害者向けスマホ教室、国立リハビリテーションセンター、東京都障害者IT地域支援センター「文京区」で使われているデモ機に採用されているそうです。