クイックロービジョンケア ~メジャーマグカップ~
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、本校の相談支援活動でよく耳にする、生活上の不便さに関する話題から、対応策を紹介して喜んでいただけたものを紹介していきます。
写真のようなマグカップを見付けて購入してみました。
(写真1 ポケモンが描かれたマグカップ)
内側にメモリが付いています。
以前、「カップの中にどれくらい?」の回で紹介したように、カップの内側に模様があるマグカップは、液体がどれくらい入ったか/入っていないかが分かりやすいものです。
今回見付けて購入したものは、内側のメモリが何mlという正確な量を表すものではなく、あくまでも「メジャー風デザイン」ですので、以前紹介した、「カップの内側に描かれた模様」と同様のものと考えてください。
(写真2 ボックスの一部を写したもの「内側にはかわいいメジャー風デザイン」と書かれている)
ネット上で調べて見ると、単なるデザインではなく、きちんと液体の量を表すメモリの付いたマグカップもいくつか見付けました。カップスープ作り用といった用途が示されているものもありました。
メモリの付け方も、単純に線で表しているものや、イラスト入り(例えば、山の高さで表すなど)のものなど様々です。
今回購入したもののように、単なるデザインとしてのメモリのタイプもあります。
価格も、1000円以下から4000円前後まで様々です。
自分の、使用目的、見やすさ、予算などに合わせて、遊び心を持って選んでみるのも楽しいかもしれません。
視覚障害者用に開発された高価な支援機器でなくても、自分にとって使いやすい道具を探すと、生活の中のちょっとした困りごとを解決することができます。
使い勝手は、それぞれの人によるので、「絶対にこれが一番」というものはありません。紹介した商品を参考にしながら、自分にとって使いやすいものを探してみてください。
(2025年11月11日 初掲載)