関係機関 障害者支援生活センターほくと
(2024年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、障害者の相談支援等を行っている、様々な関係機関の紹介をしていきます。
今回は、「障がい者生活支援センター ほくと」についてです。
設置場所等
同センターは、社会福祉法人 北杜が運営しています。
秋田市下新城中野に1998年に開設された「障がい者支援施設ほくと」内に設置されており、同施設は、このほか、施設入所、短期入所、日中一時支援、デイサービス等々に対応しています。
相談支援事業
「障害者生活支援センター ほくと」は、秋田市相談支援等事業(身体障がい拠点)として、秋田市より委託を受け、障害のある方やその家族からの生活の相談を受ける総合相談窓口になっています。
ただ、以前に紹介した基幹相談支援センターが立ち上がってからは、直接、「障がい者生活支援センター ほくと」に相談に来るケースは減っているとのことでした。
相談内容によっては、基幹相談支援センターから、「障がい者生活支援センター ほくと」へ紹介されることもあるとのことでしたので、生活に関わる内容であれば、これまでどおり、直接、ほくとに相談しても問題ありません。
また、月に1回、「秋田市障がい者総合支援協議会相談機構関連相談会」主催で、「障がい児者総合相談会」が開催されています。
これは、竹生寮(知的障害)、障がい者生活支援センターほくと(身体障害)、指定相談支援事業所クローバー(精神障害)、ウェルビューいずみ障害者就業・生活支援センター(就労に関わること)、秋田県発達障害者支援センターふきのとう(発達障害)の5つの相談支援事業所が合同で行っているもので、相談内容に応じて各分野の専門相談員が相談対応するものです。日程と会場は、秋田市広報や新聞等でご確認ください。
本校卒業生の利用など
現在、週末に短期入所(ショートステイ)を利用している方がいます。
また、日常的に移動介助を利用している方もいます。ただ、移動支援事業を行っている事業所は少なく、どの事業所でも、ガイドヘルパーの人数が不足のために、視覚障害者の外出のニーズにすべては応えられていない現状があるようです。
その他、過去には、白杖の購入手続き等で利用した方などもいました。
7月に見学に伺いましたが、施設入所やデイサービスでは頻繁に行事が設定されており、 障がい者支援施設ほくと全体として、大変活気ある状態で運営されている様子が感じられました。
本校ロービジョン支援センターとしては、本校の幼児児童生徒や本校に相談に訪れた方の生活支援を円滑に行うために、連絡を密に取って、連携をしていくことが大切だと考えています。
(2025年10月31日 再掲載)