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これも教材に 地球儀

(2024年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、本校で教材として使ってきたものや教材になりそうなものを紹介していきます。
今回は、スマホやタブレットと連動して使える地球儀です。

「ほぼ日のアースボール」という地球儀があります。
球体の上には国境線も文字情報も何もない、のっぺりとした地球儀なのですが、アプリと連動して、AR(拡張現実)技術によってタブレット等の画面上に様々な情報を提示します。
直径約15センチメートルの地球儀に、タブレット端末をかざすと、ARで、画面上によく見知った地球儀が現れます。

アプリを切り替えることで、様々な画像を見ることができます。
(写真 様々な画面の例:リアルタイムの雲の画像、凹凸のある地球儀、国旗、SDGsに関する様々なデータ)

理科の授業で1週間分の雲の動きを確かめたり、社会科で、貧困率、進学率、GDP成長率、森林面積の変化などの各種データを可視化したりと、様々な学習場面に活用できそうです。
この地球儀のよいところは、時折、アプリが更新されて、新しい情報が加わることです。ネットとつながる教材の強みですね。
触って確かめることはできませんが、画面をピンチアウトすることで拡大できるので、弱視の子どもにとっても使いやすい教材です。

今年度、本校の小学部5年生では社会科の授業で活用しています。
ただし、画像だけでは、実感を伴った理解や知識の定着につなげることは難しいため、本校に以前からある、一抱えもある大きな立体地球儀を操作しながら、距離感や位置関係を確認しています。

授業のねらいや、児童生徒の実態に合わせて、教材を上手に活用していきましょう。

(2025年10月30日 再掲載)

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