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アプリの話 信GO!

(2023年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、本校の弱視職員から聞いたスマホアプリの話を紹介していきます。今回は、ニムラさんとミヨシさん(いずれも仮名)に聞きました。
今回は、歩行者信号の色を確認できるアプリの話題です。

チューモくん:秋田市山王の交差点の信号機が、「信GO!」に対応するようになって5ヶ月経ちましたが、皆さんの利用状況はどうですか?
ミヨシ:使えるところが1箇所しかないので、僕は使っていません。OKOなら、どの信号でも使えるので、それで足りています。
ニムラ:OKOは正規版になってから、信号の色をしゃべるようになったし、私が使っているアプリでは、Eye Naviでも信号の色が分かるので、「信GO!」は使っていないね。
(注)OKOとEye Naviについては、以前の記事を参照してください。
チューモくん:今のところ、皆さんには、あまりメリットがないということですか?
ニムラ:普段、渡り慣れている、社会福祉会館前の交差点だから、「信GO!」の機能がなくても大丈夫なんだよね。かえってシンプルなアプリの方が便利。
    ただ、知らないところを歩くときに、「信GO!」対応の信号機があると便利だと思う。
チューモくん:ということは、もっとあちこちに「歩行者等支援情報通信システム」設置されたら、使う機会が増えるかもしれないということですか?
ミヨシ:そうですね。
ニムラ:駅周辺とか、市役所周辺とか、もっと増えるといいんだけど。
チューモくん:なるほど。早く、あちこちの交差点が対応するようになるとうれしいですね。

「信GO!」は、警察庁が推進する「歩行者等支援情報通信システム」(高度化PICS)機器が設置された交差点で、歩行者用信号の灯色を音声や、振動などで確認することができるスマートフォン向けのアプリです。

できることは、
1.装置が設置された交差点に近付くと、音声や振動などで交差点に接近したことを通知する。
2.音声や振動、画面表示で、歩行者用信号の色を確認する。
3.青信号の残り時間、青信号までの待ち時間を確認する。
4.青信号を延長するボタンが付いている交差点で、延長要求操作をする。
5.利用者が自分で認識しやすいように、交差点の名称や方向名を書き換える。
高度化PICSは、2020年4月から一般道に設置が始まり、秋田県内では、 2023年9月に、秋田市山王の県社会福祉会館前の交差点に高度化PICS機器が設置されました。県内で「信GO!」を利用できる交差点は、現在の所、1箇所のみです。
(2025年9月現在の追加情報)
 2023年9月に秋田市旭北栄町の県社会福祉会館前交差点に設置された高度化PICSですが、その後、2024年に秋田市中通の千秋公園入り口交差点に、2025年9月には、秋田市旭北錦町の山王十字路交差点に設置されました。
 年に1箇所ずつですが、少しずつ増えてきています。

(2025年10月15日 再掲載)

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