文房具 筆入れ
(2022年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
今回取り上げるのは、筆入れです。
スティックのりを紹介したときに、円筒形ののりが転がると、弱視の子どもは、探すのが大変だと書きました。
実は、机の上で、行方不明になるのはスティックのりばかりではありません。
鉛筆も、消しゴムも、ペンも、定規も… ありとあらゆるものが行方不明になる場合があります。
一つの文具を使った後で、ちょっとその辺に置いてしまい、狭い机の上でも、どこへ行ったかと探すことになるのです。
探しているうちに、手が当たってしまって、さらに鉛筆が転がる、消しゴムがすっ飛んでしまう… と大惨事になってしまうこともあります。
そのため、本校では、ペン立てを置いたり、トレーを置いて、そこに立てるタイプの筆入れやファイリング用の穴開けパンチなど文具一式を入れておく生徒がいます。
使ったら必ずそこに戻すことで、文具を行方不明にしない工夫です。
小・中学校で他の児童生徒と一緒に学習する場合、机上にペン立てを置くということは、なかなかハードルが高いかもしれません。
また、中学校、高等学校では、授業によって教室移動も頻繁です。
そこで、このような筆入れはどうでしょうか。
コクヨのペンケース「C2」です。
スリムな四角柱のペンケースですが、開くとそのままペントレーになりますので、授業中は、机上の所定の位置に置いておくと、文具が迷子になりづらく、教室移動も楽々です。
同様のトレー型ペンケースには、レイメイ藤井の「コハコペンケース」などもあります。
コクヨのものは、シンプルなトレー。レイメイ藤井のものは、中仕切りがあったりメッシュが張られていたりで、様々な種類のものを収納するのに便利そうです。
使用する児童生徒の、文具の種類や数、性格などを考えて、より使いやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。
(2025年9月9日 再掲載)