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文房具 リーディングルーラー

(2022年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
今回は、本などの文章を見やすく、読みやすくする道具について紹介します。

今、読んでいる場所を分かりやすくするために、黒い紙を1~2行文切り抜いて本に当てて見ることがあります。範囲が限定されるので、読んでいるところを見失わないし、周囲が黒いのでまぶしさが抑えられるといった効果があります。(黒い紙を切り抜いた道具をタイポスコープと言いますが、単に、黒い紙を当てるだけでも同様の効果が得られます)

似たような道具ですが、リーディングルーラーという半透明のフィルムが市販されています。
数種類のカラーのシートに、文字を読むときのガイドとなる線が付いているもので、カラーシートをかぶせることで、白い紙の反射光の中から、まぶしさなどの不快感を感じる波長をカットするというものです。
発達障害の人の集中力アップなどに効果があるとうたわれていますが、弱視の人にもメリットがありそうです。
 
遮光眼鏡と同様に、自分がまぶしさを感じる波長をカットするカラーのシートを紙に載せると、落ち着いて見ることができますし、ガイドの線を手がかりにすれば、タイポスコープと同様に、読んでいる場所を見失わずにすみます。

ネットで調べたところ、A4判全面を覆うものや、タイポスコープのように上下が黒くなっているものなど、いくつかのタイプがありました。
その人の見え方やどのような場面で使うかに合わせて、色や形を選んでみてはどうでしょうか。

(2025年9月8日 再掲載)

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