文房具 ~スティックのり~
(2022年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
今回は、スティックのりを紹介します。
弱視の子どもが苦手な作業の一つに、のり付けがあります。
白いスティックのりを使うと、どこにのりが付いたのか、本当に付いているのかが分かりにくいからです。
そこで、よく使われるのが、トンボ鉛筆のスティックのり「消えいろPIT」などの、色付きのりです。
のりの色が青いので、塗った場所が分かりやすく、しかも、乾くと透明になるので、仕上がりに影響しません。
ところが、困ったことがあります。
この円筒形のスティックのりは、机の上で、コロコロ転がりやすいのです。
転がった上に、床に落ちてしまうこともしばしば。
そうなると、弱視の子どもにとっては、作業の時間よりも、落としたものを探す時間の方が長くなることも!
そこで、こんなスティックのりを準備してみました。
コクヨの「GLOOスティックのり」です。
ボディが四角なので、転がりません。また、のりの部分も四角なので、縁までしっかりのり付けしやすいという利点もあります。もちろん、色つきのりです。
このほかにも、セキセイの「デルタ 三角のり」など、転がりにくいものがありますので、そうしたものを積極的に選ぶとよいのではないでしょうか。
(2025年9月1日 再掲載)