110周年・もの オプタコン
(2022年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
秋田県立視覚支援学校は、令和4年度で創立110周年。
今回は、昔使われていた教材教具を紹介します。
写真の道具は、オプタコンといいます。
小型カメラを通じて文字を読み取り、その映像を縦6列、横24行の振動子で構成される触知盤(写真下)で伝えることで、文字を指で読む画期的な装置でした。
『創立80周年記念誌』(1992年)に、「昭和五十七年 この年、オプタコン三台導入」とあり、それが現在も書庫に保管されています。
OCRで読み取って音声で読み上げさせたり、点字に変換したりすることが簡単にできるようになったので、再びオプタコンが活躍する機会はなさそうですが、視覚障害教育の貴重な遺産として大事に保存していきます。
<参考資料>
- 「創立80周年記念誌」秋田県立盲学校(1992年)
(2025年6月30日 再掲載)