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110周年・もの  杉山和一座像

(2022年初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。

秋田県立視覚支援学校は、令和4年度で創立110周年。
前回、塙保己一像を紹介しましたが、今回は、本校に伝わる杉山和一像を紹介します。

杉山和一は、江戸時代の人で、世界で初めて視覚障害者ための学校(杉山流鍼治導引稽古所)を作った人です。

この像の由来については、校内では伝わっておらず、長年の謎とされてきました。
令和4年になって、各校のホームページに載った写真などから、神奈川県立平塚盲学校、京都府立盲学校、神戸市立盲学校にも同じ像があることが分かりました。
チューモくん的には大発見です!

この像の由来について、あちこちに問い合わせてみたところ、京都府立盲学校と神戸市立盲学校の像が入っている箱(厨子)の中に、「前惣検校即明院殿眼臾元清権現大僧都 元禄甲戌五月十八日 俗名杉山惣検校 英像 創立二十週年記念謹作 昭和十七年五月 日本点字社」と印刷された紙が貼られていることが分かりました。
日本点字社は、京都府立盲学校を卒業した山村熊次郎が創始した点字出版社です。その会社の創立20周年記念に作られたものだそうです。
昭和17年と言えば、今からちょうど80年前の戦争中のこと。
長い時間、理療科で学ぶ生徒たちを見つめてきた像ということになります。

(2025年6月23日 再掲載)

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