生活情報科
視覚の障害に応じたQOL(生活の質)の向上を目指し、積極的に社会へ参加することを目指しています。
本校生活情報科は、全国にある視覚障害特別支援学校の中でも、中途視覚障害者等を対象に日常生活動作や歩行、点字等のリハビリテーション的内容を学習で取り上げた初めての学科です。視覚障害から生じる見えにくさ等による一人一人のニーズや困っていることなどに応じて、QOLや知識技能の向上、積極的に社会へ参加することを目指しています。日常生活や社会生活での自立に向けて、学習活動を通して生活技術の習得をねらって学習を進めています。
生活情報科の対象(入学条件)
見え方に不安のある方、中途視覚障害の方。
- 両眼の矯正視力がおおむね0.3未満の方。
- 視力以外の視機能障害(視野狭窄・夜盲など)がある方。
- 将来視力が著しく低下するおそれのある方。
- 上記のうち、通常の文字や図形等の認識が不可能・困難な方。
注:ロービジョン(疾患等で視機能が低下し、生活上支障をきたしている)の方についても、状態により一定期間の生活技能相談、体験が可能です。
入学した生徒の声から
一人一人見え方が違っているように、困っていることもそれぞれ違います。
生活情報科に入学した方々が、どのようなことで困っているのか、どんなことを学べたのか、一例を紹介します。
Aさん:調理や清掃など、日常生活面での不便さを軽減したい。
Bさん:白杖を使った歩行など移動手段を身に付けたい。
Cさん:音声パソコンやスマートフォンの操作ができるようになりたい。
生活情報科の学習活動
日常生活の向上や社会生活での自立に向けて、主に次の4つの内容を取り上げて学習しています。
- 日常生活動作に関する学習
- 移動・歩行に関する学習
- 情報・コミュニケーションに関する学習
- 社会参加・余暇等に関する学習
学習の様子
学校のようすで随時紹介しています。
見え方や学習に関する相談
見え方でお困りの方や、そのご家族、関係する方々など、生活情報科について知りたい方はいつでもご連絡ください。
電話番号:018-889-8571
Eメール:shikaku-s@akita-pref.ed.jp