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ここがポイント教科指導 図画工作・美術編

見え方の実態は児童生徒によって異なりますが、図画工作・美術では、一人一人に創造する喜びや鑑賞する楽しさを感じてほしいと願っています。授業を行う上で気を付けているポイントと本校の実際の取組について紹介します。

1 、見て制作する題材の場合は、見やすい状況をつくります(室内の明るさの調整、黒い敷きマットの使用、書見台やiPadの活用等)。また、「見る」ことへの興味関心が高まるような題材を選びます。
2 、視覚だけでなく、手や指を使うなど触覚を十分に活用して制作できる題材や材料を選びます。
3 、それぞれの見え方や感じ方を伝え合ったり、共有したりすることで、多様な見方や感じ方に気付き、より豊かな表現活動が展開できるよう、小学部段階では共同してつくりだす活動の機会を設けます。
4 、自分の表現を振り返り、友達の表現方法や美術作品の面白さを感じる力を身に付けるために鑑賞の時間を十分に設定します。
5 、身近な道具を安全に使うことができるように、道具の扱い方について取り上げます。


【本校の図画工作・美術の取組について】

見やすくする工夫/「見たい!」を引き出す工夫

(写真1)小学部「えがいてみよう」
画用紙の下に黒いマットを敷くことで、机と画用紙との境目が分かりやすくなります。

(写真2)小学部「えがいてみよう」
書見台を使って見やすい角度や距離を調節することで、制作がしやすくなり、集中力も高まります。

(写真3)小学部「小さな自分のお気に入り」
自分の写真をラミネートしたものを校内の好きな場所に置いてiPadで撮影しました。楽しく、わくわくできる活動です。

(写真4,5)小学部「友だち見つけた」
学校の中で「人の顔に見える物・場所」を見付けてiPadで撮影しました。その写真をプリントアウトし、さらに、他の人にも分かりやすいよう口や輪郭などを書き足しました。見慣れた空間を見直し、新しい見え方を見付ける活動は、児童の「見たい」気持ちを高めます。

視覚以外の感覚を活用する活動

(写真6,7)小学部「粘土でつくろう」/中・高等部「陶芸にチャレンジ」
可塑性があり、触覚を通して多様な表現ができる粘土は児童生徒の創造の可能性を大きく引き出す素材です。経験に応じて題材を変えながら、繰り返し取り組みます。

(写真8,9) 中学部「さまざまな椅子のデザイン」
椅子のデザインについて考える学習では、家や学校にあるいろいろな椅子を実際に座り比べました。使用場所を思い描きながら触察したり操作したりすることで、用途に応じたデザインの工夫に気付きました。

(写真10,11) 中学部「分かりやすく情報を伝える」
ピクトグラムの学習では、解説を聞きながら身近なピクトグラムの立体コピーを触り、その特徴や良さを感じ取りました。「注意」を示す三角の枠内にモールで作った人型を配置し、本校ならではのピクトグラムを制作しました。

(写真12)生活情報科「コラグラフ」
様々な素材を台紙に貼って版にするコラグラフは、感触を意識して作品イメージを広げます。  
(写真13)中学部「今の自分、これからの自分」
自画像を描く学習で、描画でなくレリーフで自己を表しました。

共同して作り出す活動

(写真14)小学部「わくわく美術展にむけて」
小学部では、毎年、秋田県の特別支援学校・支援学級を対象とした美術展に合同作品を出品しています。「今年は○○を作りたい」「材料は何がいいかな、作り方は…」と全員でアイディアを出し合い、楽しみながら制作します。

鑑賞する活動

(写真15)小学部「えがいてみよう」
自分たちの作品を見合い、触れ合い、語り合います。鑑賞の活動を通して、作品をより深く捉える視点を養うとともに、様々な思いや考えを表す言葉の表現も身に付けていきます。

道具の扱いについて

(写真16,17)小学部「ひらいて広がるふしぎな世界」「ほってすってみつけて」
小学部では、はさみやカッターなどのほか、のこぎりや彫刻刀などの道具の扱いも取り上げます。説明を聞いたり、教師と一緒に操作したりしながら安全な扱い方を身に付け、作品づくりに取り組みます。

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