点字学習用具4 自作点字導入教材(ペグ式)
(2026年1月23日 初掲載)
本校には、点字の6点の配置を知るための自作教材が数種類残されています。
右の写真は、点が最も大きなもの。
(写真1 ペグ差しのペグが6本差し込めるケース)

角材に、ペグ差しのペグが丁度入る穴を6つ空けたものです。
点のてっぺんはフラットですが、ペグを出し入れして、点の位置を確認するのに使われています。
次は、市販のキノコのような形をしたペグを差し込んで使うタイプで、等間隔に穴が空けられた角材2本を貼り付けて作られたものです。
(写真2 ペグを差し込む穴が3つ空けられた角材を2本接着したもの)
この、キノコ型のペグを使った点字導入教材が、いろいろ作られたようです。

下の写真は、1マス分のものと半マス分のものです。以前の「点字学習指導の手引」では、縦半マス理論で初期指導を行うように書かれていましたので、それに対応したものと思われます。
(写真3 6点用の板と縦3点用のペグ板)

次は、3マス用の練習具。短い単語を表すときなどに使われたものと思います。
マスとマスの間には細い角材が打ち付けられており、一マスの区切りが分かりやすくなっています。
この板は3枚残っていますが、いずれも裏面に「盲学校」と焼き印が押されています。
(写真4 6点×3マス用のペグ板)

最も大きいものは、6マスタイプでした。
こちらは、マスの間の仕切りは凸ではなく、溝を掘って凹で示しています。
(写真5 6点×6マス用のペグ版)

キノコ型のペグは、市販のものの他に、自作のものも数個見つかりました。
細めの丸材を切り、画鋲を刺して、それを丸みを帯びたゴムに貼り付けています。
(写真6 キノコ型ペグと自作のペグ)
(写真7 自作のペグの裏側)


ペグを使ったこれらの教材は、いずれも、日本点字図書館用具事業部で扱っていた「点字練習具」よりもかなり大きなサイズのものです。
点字の導入期の指導に向けて、先輩教師たちが、様々な工夫をしていたことが分かります。