点字作成機器1 点字印刷板
(2026年1月22日 初掲載)
本校相談室に、一般的な点字盤とは見た目が違う、点字盤らしきものがあります。
上部の銘を見ると、ライトブレーラーの製造会社と同じ「弘誓社」とあり、「印刷板」と書かれています。
一般的な点字盤と違って、定規の上板と下板がつながっておらず、上板は32マス×4行、下板は盤全面に32マス×24行分取り付けられています。また、紙押さえが上下2箇所にあります。
(写真 点字印刷板)

あちこち伝手を頼って調べたところ、昭和40年代前半に発売された、点字盤としても使える点字印刷器であることが分かりました。
入手した説明書は、点字用紙半切り用(12行片面書き)のもので、「簡易点字印刷板」とありました。
「簡易」に印刷できるからなのか、12行用なので「簡易」なのかは判断に迷うところです。
使い方ですが、まずは通常の点字盤と同様に点字文書を作ります。
次に、点字用紙の裏から、点字の凹みに十分に入るように筆で固定液を塗ります。
固定液は、速乾ニスと上質トノ粉を混ぜ合わせて作るそうです。
20分ほど待って、固定液が乾いて固まったら、作成した用紙の下に点字用紙を入れて印刷板にセットし、ローラーを掛けたときに紙がよじれるのを防ぐためのビニール板を載せて、上からローラーで掛けるとコピーが作れます。
本校では、固定液やビニール板、ローラーなどが残っておらず、これがどのようなものか長年不明でしたが、ようやく用途が判明しました。