文房具 ノート 4
(2024年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、弱視児が使いやすい文房具を紹介していきます。
今回は、目にやさしいノートです。
大栗製紙から、目にやさしいノートが出ているというので調べてみたところ、種類がいろいろあったので、サンプル集を購入してみました。
「mahora(まほら)」というシリーズ名で出されているもので、ノートタイプとシートタイプがあります。
白い紙の反射がまぶしい。罫線以外の情報(日付欄など)が気になって集中できない。といった、発達障害の方からの声を取り入れたデザインになっています。
紙の色は、レモン、ラベンダー、ミントの3色から選べます。
罫線は、太い罫線と細い罫線が交互に引かれたタイプと、網掛けの帯になっているものの2種類があります。
弱視の人には、細い胃罫線は見えづらいかもしれません。太い罫線の間隔は10ミリメートルですので、その広さの罫としては使えそうです。網掛けの帯は、8.5ミリメートルです。
また、同じ3色の紙を使用した「まほら ゆったりつかう学習帳」のシリーズもあります。
10ミリメートル角で縦25マス、15ミリメートル角で縦10マス、20ミリメートル角で縦10マス、24ミリメートル角で縦8マスの漢字練習帳の4種類です。
網掛けとそうではない行が交互にあるのは、以前紹介した、日本ノート株式会社の「スクールラインプラス 合理的配慮のためのノート」と同様で、書いている行がずれず、筆算の位取りもしやすくなる配慮です。
また、各マスの中心には、点が一つ打たれています。これは、学習帳の方眼の中に文字のバランスを取るために、点線や細い線で描かれた十字リーダーがあると気になってうまく文字が書けないという子どものために開発された、「バランス中心点」とのこと。
「スクールラインプラス 合理的配慮のためのノート」は、罫線が太く強調されいて網掛けも濃い色でしたが、「mahora(まほら)」シリーズは、色合いも罫線も刺激がかなり抑えられています。そのため、反射は抑えられてまぶしくないけれど、罫線は見えづらいと感じる弱視の人もいるかもしれません。
繰り返しになりますが、全ての人に、「これがベスト」という文房具はありません。いろいろ試して、自分が使いやすいものを探してみましょう。
(2025年11月27日 再掲載)