文房具 本に寄り添う文鎮
(2024年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、弱視児が使いやすい文房具を紹介していきます。
今回は、開いた本の形になっている文鎮です。
以前、厚い本でも挟みやすい「ウかんむりクリップ」を紹介しましたが、今回は、同じように、厚い本でも押さえやすい文鎮を紹介します。
文鎮といえば、細長くまっすぐな直方体や、円形などが一般的です。書道の時に半紙を押さえたり、風で紙がめくれないように押さえたりするのに便利です。しかし、厚手の本を机の上で開いておくときは不安定に感じることがあります。
コクヨの「本に寄り添う文鎮」は、開いた本のような形をしています。
この形であれば、本を開いた形のままに押さえつけるので、厚手の本であっても安定して開いておけます。
拡大教科書や大活字本などは、ページ数が多く、厚いものが多いので、弱視の方の生活では、活躍場面が多いのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、全ての人に、「これがベスト」という文房具はありません。いろいろ試して、自分が使いやすいものを探してみましょう。
(2025年11月21日 再掲載)