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文房具 レターオープナー

(2024年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、弱視児が使いやすい文房具を紹介していきます。
今回は、はさみを使わずに封筒を開けるレターオープナーです。

見えにくいために、はさみを使うことを苦手としている人もいます。また、封筒を開ける際、はさみを使って切ると、細い切りくずがどこかへ飛んでいって、探す手間が増えてしまうこともあります。
そこで、レターオープナーの出番となります。今回は2つ紹介します。

一つは、京セラで製造し、オート株式会社で販売している「セラミックレターオープナー L&R」です。
空豆のような形で、上部にあるスリットに封筒の端を通してスライドさせると、中にあるセラミック刃で、封筒の端から2ミリメートル程度のところが切れます。
刃が手に直接触れることがないので、安全です。また、左右どちらからスライドさせても切ることができるので、右利きでも左利きでも使いやすいのが特徴です。紙1枚だけを切るので、切りくずが出ません。

もう一つは、MAXの「コロレッタ」です。
こちらは、コロレッタの名称のように、ローラー式個人情報保護スタンプの方がメインの商品です。
スタンプに、レターオープナーが付いているというものなのですが、なかなかの優れものです。
封筒を通す方向は一方通行ですが、入り口側が少し広めになっているため、多少手元がぶれても紙を通しやすくなっています。また、ボディの色と封筒を通す内側の色が異なっているため、弱視の人でも視認しやすいです。
切り口は、丁度、折り返しの部分になります。
当然、切りくずは出ません。
前述のとおり、主たる機能が個人情報保護スタンプなので、文房具売り場では、レターオープナーのコーナーではなく、個人情報保護スタンプのコーナーに置かれていました。また、2つの機能を付けているため、単一機能のレターオープナーに比べ、少し価格が高くなっています。

繰り返しになりますが、全ての人に、「これがベスト」という文房具はありません。いろいろ試して、自分が使いやすいものを探してみましょう。

(2025年11月13日 再掲載)

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