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関係機関 障害者就業・生活支援センター

(2024年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、障害者の相談支援等を行っている、様々な関係機関の紹介をしていきます。
今回は、「障害者就業・生活支援センター」についてです。

位置付け

障害者就業・生活支援センターは、障害者の職業生活における自立を図るため、雇用、保健、福祉、教育等の関係機関と連携し、その方の身近な地域での就業面と生活面における一体的な支援を行うことで、雇用の促進と安定を図ることを目的として設置されています。

2002年(平成14年)の「障害者の雇用の促進等に関する法律(障害者雇用促進法)」の改正によって創設されました。
運営しているのは、国と都道府県から事業を委託された公益法人(社団または財団)や社会福祉法人、福祉NPO法人事業所です。
2024年9月現在、秋田県内には、大館市(大館・鹿角地域)、北秋田市(北秋田地域)、能代市(能代・山本地域)、秋田市(秋田・潟上・男鹿・南秋田地域)、由利本荘市(由利本荘・にかほ地域)、大仙市(大仙・仙北地域)、横手市(横手地域)、湯沢市(湯沢・雄勝地域)に、設置されています。

主な支援内容

<就業支援>
・職場開拓(企業への職場実習の働きかけなどをします)
・就職に向けた準備の支援(職業準備訓練、職場実習の斡旋をします)
・就職活動の支援(求職登録や面接への同行などをします)
・定着支援(就業先を訪問して、事業所や本人からの状況の確認をします)
など
<生活支援> ※ここで言う「生活支援」とは、職業生活に伴う生活の支援です。
・日常生活・地域生活に関する助言
(生活習慣の形成、健康管理、金銭管理等の日常生活の自己管理に関する助言や、 住居、年金、余暇活動など、地域生活、生活設計に関する助言をします)
・住居支援(アパート・グループホーム・公営住宅などを探す支援をします)
・余暇支援
(趣味のサークル探しやレクリエーションの企画、消費生活関連の講座を開催したりします)
など

<事業主の方への雇用全般の支援>
・雇用に関する相談
・定着に関する相談
(個々のニーズに応じて、情報提供やコーディネイトを行います)

本校の相談事例から

本校卒業生たちも、就職にあたって、障害者就業・生活支援センターにお世話になることがあります。
これまでの事例では、
・住民票の異動などの役所の手続きへの同行
・就職先に近いアパート探し
・職場までの通勤経路の確認と通勤練習
などで支援していただきました。

「○○センター」と名前の付くところがいろいろありますが、地域生活全般に関わる相談は、「基幹相談支援センター」「障害者生活支援センター」などの相談支援事業所、求職する場合は、「公共職業安定所(ハローワーク)」、そして、働くことと、それに伴う生活の相談については、「障害者就業・生活支援センター」と、ニーズに応じて相談していくことが、よりよい生活への近道です。
もちろん、どの機関も互いに連携を取っていますので、どこへ相談を持ち込んでも、対応機関への調整をしてくれます。
まずは、一人で悩まずに、相談してみましょう。

(2025年11月5日 再掲載)

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