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アプリの話 Tendoc GPT

(2023年 初掲載)

秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
このシリーズでは、本校職員から聞いたスマホアプリの話を紹介していきます。
今回は、印刷された文字を読み上げたり点訳したりしてくれるアプリです。

ムサカ:チューモくん、Tendoc GPTという、対話型AIのChatGPTを組み入れたアプリを知ってる?
チューモくん:いえ、初耳ですが、つい先日も、ニムラさんからAI技術を使ったナビアプリを紹介されたばかりです。最近は、AIがはやっているんですね。
ムサカ:そうだね。今回、紹介するアプリは、ナビではなくて、印刷された文書を読み取って点訳してくれるものなんだ。もちろん、読み上げもしてくれるよ。今はデモ版を体験できるんだ。
チューモくん:カメラで読み取った文字を読み上げてくれるアプリはいくつか知っていますけれど、何が新しいんですか?
ムサカ:じゃぁ、論より証拠、画像を読み込んでみましょう。デモ版のサイトにアクセスすると、左のような画面(写真)が現れます。利用規約に同意して、「文書画像を選択」で写真を撮りましょう。手近にのど飴の袋があったので、これを使ってみましょう。
「点訳する」というスイッチをタップすると解析が始まります。
文字情報をAIが整理して、「製品概要」「注意事項」「製品情報」…というように目次を作ってくれました。
知りたい情報についてタップすると、そこに跳んでいきます。
「注意事項」に跳んでみましょうか。
「多量に摂ると体調によってお腹がゆるくなることがあります。」と、「開封後はなるべく早くお召し上がりください。」という、実際の袋には異なる囲みで書かれていた2つが、並んでいます。
チューモくん:なるほど、読みたい項目をタップすると、その文字列に跳んでくれるのですね。また、複数の箇所に散らばっている情報も、項目ごとにまとめてくれるのですね。AI技術の進歩で、視覚障害者の生活もどんどん変わっていきそうですね。

高専発のベンチャー企業、TAKAO AI株式会社が開発した「Tendoc」は、画像の中の文書データやWebページを、全自動で点字や、音声読み上げに対応したテキスト等に変換できるエンジンでした。
これに、対話型AIのChatGPTのの技術を追加で導入することで、画像の中に散らばった情報をトピックごとに整理して提示するようになりました。
2023年に以下のURLで試用サイトが公開されていました。(現在休止しているようです。)
https://v2.demo.takao.ai/

(2025年9月19日 再掲載)

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