110周年・もの ブレイルマスター
(2022年 初掲載)
秋田県立視覚支援学校オリジナルキャラクターのチューモくんです。
「チューモくん日記」では、本校やその周辺のことについて語っていきます。
秋田県立視覚支援学校は、令和4年度で創立110周年。
今回は、昔使われていた教材教具「ブレイルマスター」を紹介します。
ブレイルマスターは、1981年に、特殊教育設備整備事業及び点字教材製作設備充実事業よって設備された機械です。
松下電気製で、点字文書を作成・編集して点字ラインプリンターで印刷するほか、スキャナで点字文書を読み取り、仮名文字でプリントアウトすることもできました。
記憶媒体は8インチのフロッピーディスク。現在のSDカードなどに比べると、大きくて柔らかい円盤です。
創立70周年のときの「七十年史」によると、当時の価格で700万円もしたそうです。
本校では、2000年くらいまで、時々使用している職員がいました。
写真は、秋田市土崎にあった旧校舎の印刷室に設置されていたブレイルマスターです。
残念ながら、現在の校舎に移転する際に廃棄となってしまいました。
<参考資料>
「七十年史」秋田県立盲学校(1982年)
(2025年7月1日 再掲載)