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挑戦する先輩(猿樂彩香さん)

猿楽彩香さん(平成22年卒業)

左:猿樂彩香さん
写真提供:一般社団法人日本デフ陸上競技協会

東京デフリンピック2025陸上競技で出場!

  • 秋田県大仙市出身
  • 秋田市立土崎小学校(~小4)
  • 秋田県立聾学校(小5~高等部)
  • 東京女子体育大学
  • 横須賀市立ろう学校教員として勤務
  • 2022年結婚
    2023年女児出産、一児の母

幼少期はどんな子どもでしたか

体を動かすことが大好きで、「兄が水泳クラブに入っていたら自分も入る」「兄がサッカークラブに入ったら自分も入る」と、常に兄を追いかけていた気がします。小2から小6までサッカーをやっていて、秋田県代表に選ばれ全国3位に入賞したこともよい思い出です。

小学校4年の時に先生の話が聞き取れず、勉強もついていけなくなり、聾学校(現 聴覚支援学校)へ転校することを決心しました。転校してからはマンツーマンで、一般校とはギャップを感じましたが、先生の言っていることが理解できるようになり、小5からは勉強も楽しいと思えた2年間でした。

この当時は、負けず嫌いな性格もあり「自分は聞こえている!」と思っていました。聞こえにくい自分を認めることができるようになったのは、ずっとあと、大人になってからです。

デフリンピックに向けての思いを教えてください

私は、高校1年生の時に出会った体育の先生に憧れて陸上部に入部しました。部員が少なく、先生と二人三脚で競技に打ち込むことができ、その結果、全国聾学校陸上競技大会で新記録を出すことができました。         

陸上競技は自分との闘いに勝てるかどうか、というところが醍醐味です。つらい練習も1本1本、全力で自分と 向き合えるところにやりがいを感じます。第23回のデフリンピックでは、100m に出場し、0.02秒差でメダルに届かず4位という結果でしたので、東京デフリンピックでは、メダルをとることが目標です。

私がここまで陸上を続けてこれたのは、家族や職場の同僚の存在が大きいです。今回のデフリンピックは、感謝の気持ちを伝える場でもあります。これまで積み重ねてきたことをしっかり発揮できるように頑張ります。

同じ聴覚障害をもつみなさんに伝えたいことはありますか

陸上がつらくなり離れていた時期もありましたが、私自身、自分が自分らしくいられる場所、また、生き生きできることとして競技を続けてきました。同じようにみなさんにはファッションでも趣味でも、何でもいいから自分の好きなことを大切にしてほしい。そして自分らしくいられる何かを見つけてもらいたいです。

出場種目

  • 100m
  • 200m
  • 4×100mリレー
  • 4×400mリレー

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