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卒業生の声(令和6年度)

高等部専攻科、高等部本科を卒業した4名のアンケート結果を掲載しています。

高等部専攻科、高等部本科の卒業生に次の2つを質問しました。 

Q1聴覚支援学校のアピール
Q2学んでよかったこと・進路

Q1他校で学ぶ聴覚障害の人たちや先生たちにアピールしたいことを教えてください。

様々なコミュニケーション手段、情報保障ツールを活用できます

全ての場面で、音声に情報保障(手話や指文字、文字情報)があるのが基本です。

高等部からの入学で初めての手話でも、仲間とおしゃべりしていくうちにあっという間に覚えることができます。普段から発表の機会もたくさんありますが、集大成となる弁論大会でも手話を付けて堂々と話すことができ ました。

職場実習や会社見学などでは、筆談やICTを利用して、正確にやり取りするために学習する機会があります。学習を通して、自分の聞こえの程度や特徴を理解し、実際の場面で自信を持って活動することができました。

〈やり取りの学習を通した気付き・学び〉

  • 正確に情報を得るためには、自分から口形が見えやすい位置に移動したり、文字情報を見たりすることが必要だ。
  • 一人で通院する場面では、事前に伝えることをメモに書いて準備したり、文字変換アプリを用いて情報を得たりしてはどうか。

自分自身や自分の将来について考えることができます

自分の障害やその他の事情に合わせて進路を相談し、納得がいくまで考えて決めることができました。また、障害を理由に遠慮したり自信がもてないでいたりしましたが、自立活動「先輩に学ぶ」という授業で聴覚障害のある先輩たちから話を聞くことにより、前向きに考えていきたいと思うようになりました。

行事が充実しています

聴覚支援学校は、幼稚部から高等部専攻科(3歳から20歳) までの幼児児童生徒が同じ校舎で学んでいます。そのため、年代を越えて交流する機会があります。

運動会では、各種目の他に、小学部から高等部専攻科までが一丸となって趣向走に取り組みました。テーマや内容の話し合い、小道具や衣装の制作、練習、みんなで協力し、楽しむことができました。また、放送係や道具係、ゴールテープ係として、かわいい幼稚部の子どもたちの種目にも協力しました。

Q2高等部や高等部専攻科で学んでよかったこと、卒業後の進路をできる範囲で教えてください。

高等部卒業Aさん

地元の小・中学校を経て、高等部から3年間、聴覚支援学校の情報デザイン科で学びました。編集ソフトの基礎的な知識、技能を身に付け、依頼者の要望に合わせたデザインを学ぶことができました。初めはみんなと話せるかなと心配していましたが、仲間と会話を楽しみながらすぐに手話を覚えることができました。人数が少ない分、活躍の場が増え、生徒会長を務めたり高等学校文化祭の運営に携ったりしながら、行事を作り上げる喜びを感じることができたことも思い出深いです。希望していた地元の会社に就職することができました。

高等部卒業Bさん

地元の小中学校を卒業後、聴覚支援学校に入学しました。何よりも同じ障害をもつ仲間と出会えたことが大きいです。また部活動を通して、中学部・高等部の仲間との絆を深めることができました。これまで就職した先輩たちから話を聞く中で自分もやってみたいと思うようになり、愛知県にあるトヨタ自動車に就職しました。これからも自分らしさを忘れず頑張りたいと思います。

高等部専攻科卒業Cさん

高等部から高等部専攻科まで5年間、聴覚支援学校で学びました。卓球部に所属し、大会に向けて仲間と切磋琢磨したことが思い出です。大会前には、チームメイトと試合をすることで、自分の苦手なところを確認しながら練習することができました。寄宿舎生活では、一人で洗濯をしたり起床したりして、自立に向けて力をつけることができました。この学校で学んでよかったことは、難聴の仲間と出会い、いろいろな人とコミュニケーションを取る経験ができたことです。実習を重ね、病院内のレストランで調理補助をすることになりました。

高等部専攻科卒業Dさん

私は幼稚部から高等部専攻科まで聴覚支援学校に通っていました。情報デザイン科で資格を取ることができ、パソコンのスキルを身に付けたことで、就職に生かすことができました。ワープロ技能を磨き、全国アビリンピック大会に出場したことも思い出です。高等部では進路のことで悩み、専攻科への進学を決意しました。専攻科の2年間で実習などを行う中で、親や先生方と話し合い、たくさんの支えがあったおかげで、就職先を決めることができました。県外に就職しました。

※本校の幼稚部から高等部専攻科、寄宿舎の様子は、ホームページにも写真等掲載しています。

令和6年度に高等部本科並びに高等部専攻科を卒業した生徒にアンケートを実施し、その結果を掲載しました。この他に、もっと知りたいことがありましたら、「きこえとことば支援センター」まで、いつでもお問い合わせください。

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