学校紹介
本校について
- 聴覚に障害のある乳幼児・幼児児童生徒一人ひとりの実態に応じて、言語力・学力の向上を目指し、社会的・職業的自立に必要な知識・技能・態度を育成します。
- 乳幼児教室、幼稚部、小学部、中学部、高等部、高等部専攻科からなり、一人ひとりの個性や社会性を大切にした一貫教育を行います。
- 進学(大学・短大・専門学校)や就労など、一人ひとりの進路に応じて基礎学力の向上を図り、社会自立できるための素地を養います。
- 聴覚障害教育のセンター的機能を担い、「きこえとことば支援センター」を中心として、聴覚障害児の指導及び保護者や担当者への支援と協力を行います。県北と県南、2箇所にサテライト教室を設置し、地域の相談や支援に対応しています。
- 遠距離のため、通学が難しい児童生徒のために、寄宿舎が設置されています。学部、保護者と連携して、生活や学習面に対し、一人ひとりに応じた支援を行います。
- 新生児聴覚検査事業の療育拠点機関となっています。
- 聴覚障害教育に関するアドバイザーが配置されています。
- 文字情報システムによる校内放送設備があります。
- 部活動も盛んです。中高生には現在3つの部活動があります。
学校長
佐々木 義範
所在地
〒010-1409 秋田市南ケ丘一丁目1番1号
電話番号:018-889-8572
018-889-8574(技術交流センター)
018-889-8579(寄宿舎)
ファクス:018-889-8575(あきた総合支援エリア共通)
018-826-2300(寄宿舎)
Eメール:chokaku-s@akita-pref.ed.jp
児童生徒数
(2024年5月1日現在)
幼稚部(5名)、小学部(5名)、中学部(2名)、高等部(5名)、高等部専攻科(2名)合計19名
本校の教育目標
一人ひとりの社会自立を目指して、「生きる力」を育成する。そのため、全ての教育活動を通して、「交わる力」「つながる力」を育む。
目標とする児童生徒像
- 心身ともに健康で、豊かな気持ちで活動ができる
- 自分を知り、友だちと仲良く、他者を尊重できる
- 自ら学び、日本語の力と学力をしっかり身につける
- 自分の責任をしっかり果たすことができる
学校経営の方針
- 自分を知り、他者を尊重するつながりの心を育む教育の充実を図る。
- 発信を通して主体的に学ぶ子どもを育て、日本語の力と学力の向上を図る。
- 多様な幼児児童生徒の教育的ニーズに対応するきめ細かな教育支援を充実させる。
- 聴覚障害教育の専門性の高い学校として、選ばれる学校作りを目指す。
- センター的機能の強化及び交流及び共同学習等の実施により聴覚障害教育におけるインクルーシブ教育を推進する。
学部構成
きこえとことば支援センター
乳幼児教室
秋田県新生児聴覚検査後の療育拠点機関として、早期に聴覚障害が発見されたお子さん(0歳児~2歳児)(3歳児~5歳児)とそのご家族を支援します。
校外支援
秋田県内のお子さんと保護者、担当される先生方を対象にきこえやきこえにくさによることばの発達の相談ならびに指導などを行っています。相談・指導の場として北秋田市(火曜日)と大仙市(木曜日)にサテライト教室を開設しています。
幼稚部
3歳児、4歳児、5歳児の各学級があります。幼児期にふさわしい遊びや体験を大切にして心と体を育てます。
小学部
通常の教科学習のほかに、補聴器を使ってことばを聴いたり、話をしたり、相手の口を見てことばを読み取る学習もします。手話を第一言語とする児童には、手話での学習も行っています。
中学部
一人ひとりにあったコミュニケーション活動の充実を図りながら、基礎学力の獲得と豊かな人間性の育成を目指します。
高等部
普通科、産業技術科、情報デザイン科に分かれています。基礎学力を高めると同時に専門的な知識や技能の習熟に努め、個に応じた適切な進路実現を目指します。
高等部専攻科
産業技術科は木材工芸コースと生活デザインコースに、情報デザイン科は印刷デザインコースと情報ビジネスコースに分かれています。より専門的な知識や技能、態度の習得をはかります。
教育相談
きこえとことばの発達に心配のあるお子さん(0歳~)とそのご家族および担当の先生を支援します。
本校教頭もしくはきこえとことば支援センターまでご連絡ください。
校歌
作詞 井田 道爾
作曲 露木 次男
一、奥羽山なみ照りはえて
空もゆたかな 将軍野
この国原に仰ぎみる
わが学びやはいや高く
理想のともしびかかげ持ち
光あふれるわれら若人
二、明日にひらくわが秋田
自主独立の心もて
知識をたずねわざみがく
正しく強くひたすらに
道を求めて進みゆく
のぞみあらたなわれら若人
校章について

秋田蕗を背景に、校訓である口話(口)を中心に、その中に勤労を象徴する手を左右に配し、その両手を結ぶことで親和の意を表している。
更に児童・生徒が逞しくどこまでも伸びていってほしいという願いを込めて三方に配したものである。
1957年(昭和32年)6月21日制定 創案者本校元教諭 石井柳次
沿革
明治45年(1912年) | 県立盲唖学校として創立 |
昭和12年(1937年) | ヘレン・ケラー女史来校 |
昭和23年(1948年) | 県立聾学校として独立 |
昭和26年(1951年) | 秋田市土崎港に校舎新築、移転 |
昭和43年(1968年) | 校歌制定 |
昭和50年(1975年) | 校舎全面改築 |
平成14年(2002年) | 創立90周年記念式典挙行 第39回全国聾学校陸上競技大会開催 |
平成16年(2004年) | 読書活動優秀実践校として文部科学大臣より表彰 秋田県新生児聴覚検査事業療育拠点機関に指定 第15回全国聾学校職業教育研究会を秋田市で開催 |
平成17年(2005年) | 秋田県教育研究奨励賞を受賞 校歌の手話表現完成 |
平成20年(2008年) | 東北聾教育研究大会(秋田大会)を本校において開催 |
平成22年(2010年) | 秋田市土崎港から秋田市上北手:あきた総合支援エリアかがやきの丘へ校舎新築移転 |
平成24年(2012年) | 創立100周年記念式典挙行 |
平成26年(2014年) | きこえとことば支援センターを設置 |
平成28年(2016年) | 校名を「秋田県立聴覚支援学校」と改称 |
平成29年(2017年) | 第51回全日本聾教育研究大会(秋田大会)を開催 |