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5号(交流及び共同学習、オンライン情報交換ルーム、中学部・高等部説明会の報告など)

「交流及び共同学習」の実際

本校の小学部1年は1名の在籍となっています。普段、同学年の児童と一緒に学んだり、関わったりする機会がないため、近隣のK小学校1年生と交流及び共同学習を行いました。今回の交流及び共同学習に向け、事前に小学校に行って理解学習を行いました。補聴器や人工内耳のこと、聞こえない、聞こえにくい人と関わるためにどんなことに気を付けたらよいかなど、初めて聞く話に興味・関心をもつ姿が見られました。本校児童の自己紹介ビデオを流すと、手話に驚きつつも、聴覚支援学校の友達に会うことを楽しみにしてくれている様子が伝わってきました。
当日、本校児童は緊張しながらK小学校へと向かいましたが、教室で待っていた児童が「おはようございます」「よろしくお願いします」と手話で挨拶をしてくれたことで、緊張がほぐれて徐々に笑顔が見られるようになりました。参加した図工「カラフルいろみず」の学習では、理解学習で学んだ手話を使って「一緒に行こう」と誘ってくれたり、作った色水を貸してくれたりと関わりながら楽しそうに活動していました。授業中たくさんの発言がありにぎやかになったとき、理解学習で取り上げた「ざわざわしている中では聞き取りにくい」ということを思い出して「静かにしないと!」と児童同士で声を掛け合うなど、聴覚障害をもつ友達を気遣ってくれるうれしい場面もありました。本校児童からは「友達が手話を使ってくれてうれしかった」という感想が聞かれました。集団の中で一緒に活動することで友達の姿や作品を見て学ぶことができ、よい学習の機会となりました。「次はいつかな」と次回の交流及び共同学習も楽しみにしています。

報告 「オンライン情報交換ルーム」 開催しました

10月11日に、1回目の情報交換ルームを行いました。難聴児童生徒を担当する先生方がつながることで、県内に点在する難聴児への支援の充実に結びつくヒントを得られればと考えて計画しました。
1回目は、実践研修等でご相談を受けることが多い「リスニングの工夫」をテーマに、中学校3校、小学校1校の先生方とそれぞれの取組について情報交換を行いました。別室試験を行っているか、補聴援助システムをCDラジカセとどのように接続しているか、パワーポイントを使用した文字情報の提示の仕方等が話題になり、それらが高校入試の配慮申請で認められるか、といったご質問もいただきました。
配慮申請は、中学校での実績をもとに行うことになります。担当の児童生徒の声を生かしながら、一人一人に応じた方法が見つかるよう、いろいろと試していくことが大切になります。
次回は、11月27日(水曜日)に開催します。ご希望のテーマなどがありましたら、お知らせください。

佐藤淳アドバイザー「今回の先生方は、小学校高学年から中学校という段階を踏まえて、配慮の方法や効果について子どもに情報と選択権を与えていました。もどかしさを抑えつつ、大人に向かって成長している子どもを尊重して関わっていると感じました。」

中学部説明会、高等部・高等部専攻科説明会がありました

9月26日高等部・専攻科 、27日中学部と、連続での実施でした。本校以外からも小学生2名、中学生3名、高校生1名とそれぞれの保護者・担任が参加しました。また保護者のみで1名の参加がありました。
聴覚支援学校の特色ある教育課程や行事の説明を聞いたあと、授業の参観や寄宿舎見学をしました。中学部では授業体験も行いました。参加者の感想を一部紹介します。

中学部の感想

  • 中学生の勉強は難しかったです。(児童)
  • 写真や文字をモニターに映してくれたので説明が分かりやすかった。先輩や先生たちが優しくしてくれてうれしかった。 (児童)
  • モニター、ホワイトボードなど視覚情報がたくさんあり、丁寧で驚きました。 (保護者)
  • 少人数だからこそ、自分の意見を伝えられる機会が多く自分で考える授業になっていて良いと思いました。 (保護者)
  • 子どもたちが生き生きと活動している様子が心に残った。体験もできて大変参考になりました。(担任)

高等部・高等部 専攻科 の感想

  • 説明会に参加するのは2回目ですが、 字幕や手話などがあったのでとても分かりやすかったです。(生徒)
  • どんな授業をしているのかがよく分かりました。(生徒)
  • 昨年も参加させていただきましたが、内容がより詳しく理解を深めることができました。自分の進路について考えるきっかけになってほしいです。 (保護者)
  • 卒業後の進路についての資料や説明が充実していて大変参考になりました。 (保護者)
  • 多様な進路にも対応していることが分かった。(担任)
  • 専攻科の生徒の説明がとても分かりやすく立派だと感じました。 (担任)

求人情報

本校には毎年、県外企業からインターンシップや就職の案内が届きます。聴覚障害を有する生徒で、興味のある方がおりましたら、当該企業の人事部へお問い合わせください。また、詳しく知りたい方は本校進路指導部までご連絡をくださっても結構です。トヨタ自動車、豊田自動織機、トヨタ紡織、トヨタ車体株式会社、アイシンウェルススマイル株式会社 、株式会社デンソー(以上、愛知県)、いすゞ自動車株式会社、日産車体株式会社、日産自動車(株)(以上、神奈川県)、株式会社 SUBARU 群馬製作所(群馬県)また県内では、障害のある方対象の 「きらめき就職面接会」もハローワーク主催で行われていますのでHP等でご確認ください 。

お知らせ

筑波大学特別支援教育連携推進グループ「オンデマンド研修」コース
指導や支援のポイント等をまとめた動画を視聴する形での研修で、学校単位での申し込みが必要です。 受講費は無料。申し込み期間は12月27日までです。コンテンツの内容等、詳細は下記URLでご確認ください。
https://www.gakko.otsuka.tsukuba.ac.jp/snerc/_src/11316/ondemando2.pdf?v=1727662022015

手話学習会
11月11日 (月曜日)15時50分から16時30分まで
習熟度に応じて、3グループに分かれて行います。参加希望の方は11月8日金曜日までに、自立活動部
小松までお知らせください。

先輩と語る会・中学生の交流会

12月13日(金曜日)

後日、中学校・高校宛てにご案内を送付します。

先輩と語る会
13時30分から14時20分まで卒業生(平成24年度卒)の講話を聞きます。


中学生の交流会
14時30分から15時まで(先輩と語る会終了後)

お問合せ

きこえとことば支援センター(秋田県立聴覚支援学校内)

〒010ー1409 秋田市南ケ丘一丁目1番1号

直通携帯電話番号:090-8784-6302

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