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令和4年度 第20回 わくわく美術展 入賞作品

〈絵画作品部門〉

絵画「Uワールド」
最優秀賞 大曲支援学校 高等部3年 糸井優真さん 「Uワールド」

講評:作者が何を思いながら制作したのかと考えたときに、ひとつの作品になることを楽しみにしているのだろうと感じた。ここまでの表現方法を身に付けてるということは、これまで積み重ねてきたことが上手く結びついているのだと思う。自分の中にある世界を楽しめている。

講評:作者の気持ちが絵に表れている。なぜ両腕にエメラルドグリーンの深い色を使ったか分かりかねるが、表現したいことに合った色なのだろう。見栄えがよくなるよう指導することもできるが、指導された先生は生徒の率直な気持ちを尊重して制作している。その思いがうれしい。

絵画「かんとうをもち上げている子ども」
最優秀賞 秋田大学附属特別支援学校 中学部1年 塚田大雅さん 「かんとうをもち上げている子ども」
絵画「稲刈りまっさかり」
第20回記念賞 能代支援学校 高等部1年 佐藤充朗さん 「稲刈りまっさかり」

講評:どのような生活体験を経てこの絵にたどり着いたのか興味深い。稲刈りはご家庭の生業なのか、学習で関わったのかは分からないが、稲が成長するととても丈夫になる、その力強さが絵に表れている。ひとつひとつのモチーフを見逃さずに描いているのは気持ちの表れだと思う。

講評:捉えたことを大切にしている作品だ。一気に流して塗ることなく、一筆一筆を大切に塗っている。色の重ね方も雑なところがなく、自分の気持ちを丁寧に表しているのだろう。ゆっくり線を引いているところがうれしい。スタンダードでありながら、概念的ではない作品である。

絵画「わたし」 
特文連会長賞 秋田きらり支援学校 高等部2年 佐々木真実さん 「わたし」
絵画「海の中」
美術部会長賞 大曲支援学校 高等部3年 菊地颯汰 さん 「海の中」

講評:フォルムに作者の心の中の童心を感じる。技巧的に上手いのか、これから成熟するのかはまだ分からないが、結果的に作品の中で世界が成立している。先生が子どものよさを生かしているが、指導に酔うことなく作者の気持ちを大切にしているのがよく分かる作品だ。

〈自由作品部門〉

講評:造形の発達段階が様々に表れている。概念的な捉え方、写実的な捉え方、好きなキャラクターを描いている子もいる。偶然か意図的かは分からないが、全体がとても調和している作品だ。それぞれが自分の世界に浸ってイメージを生み出して発想、構想、表し方を考えている。

立体作品「ゆり支援学校とぼくらの未来」
最優秀賞 ゆり支援学校 中学部2・3年 合同作品 「ゆり支援学校とぼくらの未来」
立体作品「チューモン ノ オーイ リョーリテン・リローデッド」
最優秀賞 秋田きらり支援学校 高等部3年 佐藤大地さん、高野竜汰さん 「チューモン ノ オーイ リョーリテン・リローデッド」

講評:完成まで集中力を切らさず制作している。おそらく指導をした先生が支えながら制作したと思うが、この作品からは先生と生徒が一緒に楽しみながら同じ立場で制作したことが伝わってきた。このような形の制作は、特別支援教育におけるひとつの表現の在り方である。

講評:3人で制作していて驚いた。何日かかったのだろう。中を見るとひとつひとつのパーツが全て異なっている。毎日いろいろな気持ちで制作したのだろう。その気持ちがひとつの塊になったパワーのある作品だ。毎日の営みが形になっている。これは作業ではなく制作になっている。 

立体作品「タイムカプセル」
第20回記念賞 栗田支援学校 高等部2年 小西讃恵さん、土井陽斗さん、伊藤羽琉さん 「タイムカプセル」
立体作品「私たちの世界遺産」
特文連会長賞 比内支援学校たかのす校 中学部2・3年 合同作品 「私たちの世界遺産」

講評:生徒が自分に合った材料を選んで制作したのだろう。ひとつの世界にまとまりをつけていて、楽しく制作したことが伝わってくる。ひとりで作ることも楽しいが、みんなで集まって作るとより楽しい。これこそが学校教育である。造形による学習のまとめというのもよい方法だ。

講評:特にどんぐり列車が楽しそうだ。どの作品もひとつひとつ丁寧に作っている。目玉にとても惹かれた。思ったところに目を付けるだけでも大変だが、それができる技能が育っている。表し方はとてもよいので、大きさの殻を破ることができれば、もっといろいろなことができる。

立体作品「想像した世界」
美術部会長賞 ゆり支援学校 小学部3年 合同作品 「想像した世界」

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