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第150号 きらりNet

2026年2月2日
秋田県立秋田きらり支援学校 地域支援部 発行

本文から抜粋して紹介します。詳細は「きらりNet第150号」よりご覧ください。

一般就労を目指した取組 ~秋田きらり支援学校の事例~

高等部3年生になると、卒業そして社会人としての生活が目前に迫ります。一人一人のニーズに応じた進路先の中から、本稿では、一般就労を目指すAさんの事例を紹介します。

Aさんは右半身機能の障害があり、ほとんどの活動を左手のみで行っています。希望する職種への進路実現を目指し、経験→評価→改善を繰り返す中で、自己理解を深め、諦めずに現在も挑戦を続ける生徒です。これまで取り組んできた学習内容の一部を紹介します。

朝学習(1校時:日常生活の指導)

事務や事務補助のスキルアップを目指し、現場実習で経験した業務内容を、毎日の学習活動に取り入れました。主な内容は、パソコンのデータ入力、郵送作業、資料のコピーや帳合です。継続した取組により、作業スピードや効率が上がり、就労に向けた自信につながりました。

写真:パソコン作業をする生徒

校内実習・現場実習

校内実習では、郵便物の折り込みや封入、ラベル貼り、テプラ入力等の事務作業に取り組みました。締め切りから逆算して作業のペース配分を考えるなど、スケジュール管理をして働く大切さを学びました。

写真:右肘で台紙を押さえながら作業をする生徒

(文責:武田 奈穂)

(中略)

肢体不自由特別支援学級における進路学習~由利本荘市立由利中学校の実践~

毎年、たくさんの肢体不自由・病弱特別支援学級を訪問する中で、中学校の話題の中心は「進路」です。

主体的な進路選択に向けて、本校のセンター的機能を活用し連携して取り組んだ由利中学校における進路学習について紹介します。

中学3年:Aさんの希望

高校に進学したい。将来はコンピュータを使った仕事がしたい。

担任の先生は、2年生のときから市の学校間連携コーディネーターの協力の下、高校を見学したり、地域の特別支援学校の見学会に参加したりと、計画的に進路学習を進めてきました。3年生になると、高校の体験入学、特別支援学校の教育相談及び体験学習に参加し、それぞれの学校の良さや違い等の理解を深めました。

Aさんの心配事・・・・

友達と自分を比較して、「自分だけ・・・」という思い、悲観、イライラ

普段は明るく何事にも一生懸命取り組むAさんですが、自分のように体の不自由さを抱えている人が身近にいないことから、「自分は出来ない」という自信のなさや孤立感を感じていました。

センター的機能を活用した情報提供

・前向きに自分の障害と付き合うための考え方(セルフコントロール)
・趣味を生かした余暇の楽しみ方

いよいよ志望校を決める学年となったAさん。今回の学校訪問に当たって畠山先生と相談し、「秋田きらり支援学校の卒業生の暮らし」をAさんに紹介する授業を行うこととしました。畠山先生は、授業を通して次のようなことを学んでほしいと考えました。

(中略)

その後のAさん(畠山先生より)

  • コンピュータ技能を高めて就労したい!という自己の将来像をもつことができました。
  • 進路実現を目指し、計画的な受験勉強につながっています。
  • 3歳から続けているピアノの先生に勧められて、ボイストレーニングにも参加。この時間が、好きなこと・自信がもてること・ストレス発散の楽しみになっています。
  • 保護者も前向きな気持ちになりました。

 Aさんは志望校も決まり、進路実現を目指して前向きな学校生活を送っています。 

願いの実現に向けて

「〇〇になりたい」願いをもっているAさんですが、身近にモデルがいないことから、自信や見通しをもてずにいました。本事例はAさん自身が進路を考えるための情報を知ることを目的としました。進路実現に大切なことは、Aさんが自分で考え、関わる人と相談し、自己選択・自己決定することと考えます。

(文責:藤原恵理子)

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