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研究だより第1号

2024年8月28日発行
1期 授業研究から Ⅲ類グループ

中学部1・2・3学年 2組 国語科「もりのなか」

児童の目指す姿

物語を楽しみながら、言葉掛けを受け止め、自分の表現で応えることを目指している。本題材は、
繰り返しのある展開で登場人物が増えていくところが分かりやすく、集団で学ぶことで物語の楽し
さが感じられる。学校生活でも使う誘い掛けに応じる言葉を選び、やり取りを楽しめるようにした。

単元構想指導案検討会より

  • 登場する動物のコーナーを設けて教師とじっくり役を選ぶ時間があるとよい。
  • ・散歩がわくわくするように、森のカーテンの素材を変えて層にしてはどうか。

児童生徒の学びの姿

  • 主体的な学び
    毎回同じパターンでの展開で見通しをもって参加していた。
  • 対話的な学び
    活動を期待するように、顔を上げて教師や友達の動きを目で追っていた。
  • 深い学び
    森のカーテンをくぐり、散歩に「行く」という言葉と動作が結びつきやすい。

授業研究会から(課題、改善点、指導助言)

見方・考え方を十分に働かせ、言葉の理解や言葉を聞いて対象をイメージすることに取り組んで
いた。

即時評価は有効だが、その都度評価しているとせっかくのストーリーの流れが途切れてしまう場
合も考えられるため、バランスも考慮しながら検討してほしい。

題材を通しての成果と課題

  • 他の教科や移動の際に「~に一緒に行こう」を意図的に使うことで、普段使いの言葉になりつつ
    ある。
  • 生徒に対する評価について、生徒の表現が教師側に伝わったことが分かるように、すぐに一人一
    人に合わせたリアクションをすることと、目に見える評価として赤い腕輪を渡すようにした。

高等部1・2学年2組 国語科「わらしべちょうじゃ」

児童の目指す姿

物語に出てくる、わら、みかん、反物など、実物を用いて友達とやり取りし、併せて「ど
うぞ」「ありがとう」のフレーズに繰り返し触れ、言葉のリズムを楽しんだり、発声、ハン
ドサイン、目や手の動き等で表したりすることを目指している。

単元構想指導案検討会より

  • 視覚的サポートの強化
  • 多様な感覚を活用
  • 体調に応じた活動の柔軟性
  • 物語の流れの視覚化
  • 具体物の使用
  • コミュニケーションの強化
  • 学習成果の記録
  • 振り返りの充実
  • 次の学習への期待感

児童生徒の学びの姿

  • 主体的な学び
    毎時間の繰り返しで言葉やリズムを覚えて、発声、手や体を揺らす、じっと見る等の姿が見られた。
  • 対話的な学び
    授業の進め方において、決まった音やフレーズを取り入れることで生徒が見通しをもち、安心して教師とやり取りしていた。
  • 深い学び
    日常生活でよく目にする具体物を取り上げ、生活に結びつく言葉や五感に働き掛ける活動があった。

授業研究会から(課題、改善点、指導助言)

  • 映像を見る、実物を見る、相手を見る、また、具体物を触る、嗅ぐなど五感をいろいろ感じさせながら、言葉と実物、動作を結びつけようとされていた。
  • めあてと目指す姿がしっかり示され、どのような姿が出ると目標が達成されたのかが分かりやすかった。

題材を通しての成果と課題

  • 「どうぞ」「ありがとう」のやり取り場面から、日常生活での習得水準の差に応じた個々の表現が生まれた。
  • ペアリングの工夫、対話を重視した活動をする際の配置の見直しについて検討し、次の題材につなげる。
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